日本のワイン造りの先駆者の血筋が流れる百十余年の歴史を持つワイナリー
蒼龍葡萄酒は、1899年に創業し、百十余年の歴史を持つ勝沼でも伝統あるワイナリーの1つ です。フランスより本場のワイン醸造技術を持ち帰り、日本のワイン造りの先駆者となった高野正誠と土屋龍憲の両名とは親戚関係にあたります。
社名の「蒼龍」は、中国の故事にある「東西南北の守護神のうち、東を守る神様」の名前に由来 します。その名の通り、蒼龍葡萄酒は甲府盆地の東部に位置する甲州・勝沼の地で、最も伝統のあるワイナリーの一つとして、甲州ワインの正統を守りつづけています。
勝沼町を東西に流れる日川の左岸と右岸沿いに自社畑を所有しています。ぶどう畑は、標高350メートル、砂礫質土壌からなる水はけの良い平地に広がります。ぶどう品種は甲州を始め、甲斐ノワール、メルロ、プチ・ヴェルドが棚仕立てにより、栽培されています。現在、第2圃場にて垣根式による甲州葡萄の栽培に取り組んでおります。
蒼龍のワイン造りは、他のワイナリーでは見られない極めて独特の風景があります。“ジャパンワインチャレンジ”などで受賞するハイクオリティなワインの研究に熱を注ぐ一方で、中小ワイナリーでは群を抜く規模のワインを醸造しています。そのため1年を通じてワインを仕込む醸造家の熱心な姿が見られます。醸造スタッフは代替わりを順調に終え、皆30代以下という若い面々です。
百余年に渡って蓄積してきた技と経験値がワインの品質を大きく花開かせる
百余年の蒼龍の歴史で蓄積された醸造知識と技を継承しながらも、新しい時代の価値観や好みを敏感に読みとるセンスを持ちあわせつつ、ワイン造りに取り組んでいます。
一般的に「ワインの品質は9割がぶどうで決まる」と言われています。
しかし白ワインでいえば、醸造技術が品質や味に占める影響度は1割よりも大きく、発酵温度の1度2度の違いやアルコール度数、熟成期間の長さ、あるいはシュールリーのやり方など少しの違いで最終的な味や香りは全く異なってきます。その中で試行錯誤を重ね、これまでよりも美味しいワインを提供できるように日々研究をつづけています。
アジアにおける最大規模のワインコンクール“ジャパン ワイン チャレンジ2006”では「リザーブ甲州2005」が甲州ワイン部門で最優秀賞・最優秀国産ワイン賞を受賞。2年後には“ジャパン・ワイン・コンペティション2008”で「リザーブ甲州2006」が最優秀カテゴリー賞、そして続く“ジャパン・ワイン・コンペティション2010”では「勝沼の甲州 樽熟成 2009」が金賞を受賞。翌年2011年には、「シトラスセント甲州2010」が金賞・部門最高賞を、さらに2013年に於いては、「シトラスセント甲州2012」「トラディショナルリッチテイスト甲州2012」がダブルで金賞を受賞するなど、その評価は確実なものとなってきています。
百余年に渡って蓄積してきた技と経験値がまた大きく花開かせています。このような高品質なワインも世に発信しつつ、初心者にも喜ばれる定番ワインも安定的に提供していく。道は一見二つに見えるかもしれませんが、じつは目的地はひとつ。一人でも多くの顧客満足の追求をめざして、蒼龍は今日も歩みつづけています。
こちらの”山梨のベーリーA 樽熟成”2017年が2018年に行われた日本ワインコンクール2018にて、エントリー数142本のうち僅か4本しか選ばれない金賞を受賞いたしました。
11,000円(税込)以上送料無料